リアルタイムコーチ 技適対応版 update : 2025-09-12
F3Aパターンフライトでは、左右60°、上60°の仮想フレーム内で演技を行い、パイロットの正面150mの奥行距離で飛行させるのが良いとされています。
リアルタイムコーチは、飛行中にパイロットからの奥行距離を音声で知らせる装置です。
画面を切替えることで、奥行距離の他、高度、ロール角、ピッチ角を音声で通知することも出来ます。
以前、OPEN-TXのLuaスクリプトを利用したものをYouTubeで紹介していましたが、技適対応のELRS受信機がなかなか発売されないので技適取得済みのESP32を使った装置をあらたに開発しました。
当初GPSさえあれば機体の位置は取得できると考え、GPSのみを使ったモノをモータグライダ―に搭載してテストすると良好な結果でした。 しかし、これをパターン機に搭載してテストすると、音声ガイドの奥行距離が明らかにおかしいことが頻発しました。
フライトコーチ用のardupilot搭載のフライトコントローラ(以降FC)も同時に搭載して比較する、GPSのみの方は、位置の欠測やジャンプが多いことがわかりました。
どうやらパターンフライトでは、GPSアンテナが空の方を向いていることの方が少なく、地面反射を捉えるなど受信状態が不安定になるようです。
ardupilot搭載のFCでは、IMUや気圧計、磁気コンパスなど複数のセンサを使い、EKF(拡張カルマンフィルタ)を使った姿勢・位置推定を行うことでこれを解決しているようです。
と言うことで、位置情報はardupilot搭載のFCからMAVLINK通信で取得することとしました。
上の写真は機体局(RTCU)です。上段が技適付き無線モジュール(ESP32C3)、下段がardupilot搭載のFCのスタック構成にしました。
上の写真は地上局(RTCG)です。2.8インチタッチパネル付きTFT液晶画面がついており、胸ポケットに入るサイズです。
DENTANとは異なり、送受信するのでこちらも技適付き無線モジュール(ESP32C3)を使用しています。
特徴
① 機体の現在位置から飛行コースの奥行距離をリアルタイムに音声通知する。
② 上がってる/下がってる等の高度変化をリアルタイムに音声通知する。
③ 4ポイントの止め角確認用などに、機体のロール角度をリアルタイムに音声通知する。
④ 垂直や45°引き起こし確認用に、機体のピッチ角度をリアルタイムに音声通知する。
⑤ ①~④を着陸後にプレイバック再生出来る
⑥ GPSの衛星捕捉数や装置の異常状態を画面で確認出来る。
⑦ 飛行可能になったことを音声で通知する。
⑧ フライトコーチ用のデータをSDカードに保存する。
⑨ 機体側に保存されている上記データを無線で取り出すことが出来る。
⑩ 機体捜索用のDENTAN受信器を使えば機体捜索(フォックスハント)が出来る。
⑪ DENTAN+と同様に機体の位置をGoogleMapに表示出来る。
演技名読み上げファイル ダウンロード(各自で調整が必要です。ベースとお考え下さい。)
受注製作可能です。入手ご希望の方はこのページ最後のメールアドレスにお問合せ下さい。
在庫が有るときは、ヤフオクに出品しています。
機体局+地上局 ¥49,800 (送料別)
機体局 ¥36,800 (送料別)